本種は福島市飯坂町の菅野但夫氏が自園で増殖したあかつきより発見した極晩生のあかつきで種苗登録品種である。 | |
果重は300g〜350g、果形は扁円形、果皮は無袋で全面濃紅色に着色する。果肉は白色であかつきと違い核のまわりに紅を生じる。肉質はやや硬くあかつきより溶質で核は粘核である。果汁多く、甘味多く酸味少なく、あかつきに似て食味は良好である。日持性は良く、生理落果・裂果はほとんど無く、雨やけによる落果が少なく栽培しやすい品種である。 | |
樹性は中位で、樹姿は中位、花芽の着生良く花粉多く豊産性で自家結実性がある。若木のうちは強い摘蕾をしないこと。 | |
福島市飯坂町でゆうぞらよりやや遅い8月下旬頃。 |
登録品種名:かんのT7号 品種登録番号:第22688号
海外持出禁止(公示(農水省HP)参照)