本種は、甲府市植原ぶどう研究所において、1984年ロザリオ×ルビーオクヤマ5号を交配育成したもので、1988年初結果。赤色系2倍体品種である。 | |
果房重は400g〜600g(房作りして)、果粒は10g〜11g。果形は楕円形で、果色は、やや紫味を帯びた鮮紅色で果粉多く美しい。肉質は、崩壊性で、多汁である。果皮と果肉の分離は難で、裂果はほとんどない。糖度は18〜19度と高く、食味良く、うまみがあり、マスカット香はない。ルビーオクヤマが持つ渋味はなく、爽快な風味である。 | |
樹性は中位〜やや強い程度。ボルドー液の薬害に注意が必要。栽培はロザリオ・ビアンコ程度で、甲斐路より着色容易、縮果病の発生もなく、耐病性は欧州種としては強い。日持ち良く、脱粒性がない為、貯蔵性、輸送性が良好である。 | |
育成地(甲府市)において、9月上旬〜中旬に成熟する。棚持ちが良好な為11月まで傷まない。 |
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