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高湿下でも着色性に優れる、極大粒の四倍体ブドウで「藤稔」に「安芸クイーン」を交雑して育成された品種である。ドイツ語で「グロース」は大きい、偉大なという意味、「クローネ」は王冠を意味し、優れた外観と着色性にちなみ、「グロースクローネ」と命名した。 |
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糖度は19.0%位。酸度は巨峰よりやや低く0.40g/100ml程度。450g〜500gとして房作りを行うと濃い着色が得られる。はく皮性は中程度、果肉特性は中間、果肉硬度は中で、フォクシー臭あり。25ppmのジベレリンを満開時と満開10〜15日後の花(果)房浸漬処理により極大粒の種なし果が得られる。開花前にストレプトマイシン200ppmを散布する事で、確実に種なし果とでき る。ジベレリン処理果の果粒重は20g程度で巨峰やピオーネより大きい。年により裂果が発生する事があるので、成熟期には定期的に潅水をするなど、極端な乾湿の変動を避けるような土壌水分管理が必要である。脱粒性、日持ちは巨峰、ピオーネ並みである。 |
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樹勢は巨峰、ピオーネ並みに強い。 |
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東広島市にて、8月下旬頃。 |
(一社)果種協より許諾済品種登録番号:第28086号 海外持出禁止(公示(農水省HP)参照)